武林風マンガの描き方
その1
画材編
一部で若干の質問があったので、武林の仕事環境(主に画材)について、お答えしておきます。
弘法筆を選ばず...っていやぁかっこいいんですが、実はあまり頓着がありません。(ストックが切れたとき手に入りやすいことが肝心)
だいたい月に80〜100枚描きますから、そういう条件に見合った
こだわりは、それなりにあるんですね。
モノクロ原稿
インクはパイロットの製図
ペン先はゼブラのGが9割、ゼブラのかぶらが1割
ホワイトはドクタ−マ−チンのペンホワイトと普通の修正ペンの併用
紙はエ−ス特製の原稿用紙と ICの135K原稿用紙ト−ンはアミとスナがICグラデがレトラのコミックパタ−ン、IC、ICユ−スその他効果
デリ−タ、サムデザインを加えてほんと、ありがち、オ−ソドックスでしょ。
カラ−原稿
紙 Tooポスタ−パッド、ワ−グマン、キャンソン、ワトソン(効果や印刷状況によって使い分けています)去年から使い始めたタケ・ブリストル彩色
ニュ−トンの透明水彩ルマ・カラ−インク(肌、ブル−系のバックなど)(発色がいい!けど5色用。4色だと逆効果)ホルベイン・デザインガッシュ(ポスカラと同じ)コピックとコミックマ−カ−(補色とか細々したとこに便利)
メカノ−マ・スプレ−とくにカラ−に関しては、武林はまだまだ未熟で、知り合いの女性マンガ家
から、いろいろと教えてもらってるって状態なんですが、
まぁ、カラ−で1日のノルマがだいたい3〜4P、出来上がらなくてはならない状況なんで、かけた時間のわりにキレイっていうのが、今のとこ理想であり目標でもあります。
モノクロは、さすがに経験長いですから、ちょっとしたトコロに変なこだわりがあったりします。
まず、ペンじくはTampopo!
なんだそりゃ?って方がいらっしゃるかもしれませんが、150円前後でわりと普通の文具屋で売ってる木製の白・赤もしくは白・紺のツ−トンカラ−のつけペンじくです。
それを長すぎる分を切り取って使ってます。こだわってるのは、このペンじく<粗悪品>がたまにあって、ペン先のさしこみ口が自分に<とっても具合良く>ずれているものがあるのです。
ここ10年来愛用してるものは、唯一無二の絶品なんです。
たまに画材屋とか文具屋とかで見つけると、10〜20本買い占めたりして家に帰ってから、描きごこちを試してみて、「ああ、また優良品ばっかだぁ」って嘆いていたりしてます。(笑)
ペン先で面白いのは、一括大量生産品にも個性があることです。通常武林は、2〜3枚ごとにペン先を入れ替えますが、これもごくたまに廃棄にしたペン先のなかに、復活...というかコシの強いベツモノに鍛えあがってるものがあったりするんです。
もちろんそこまでの武林の使い方にもよるんだとは思いますが、そう変身したペン先は、今度は驚くほど長持ちで、また思いど−りの線がひける、逸品なんですよ。
一修羅場でこういうのに2〜3本あたると、作画ペ−スが大幅にあがったりします。(逆に1本もないと最悪)紙は難しいですね〜。
今ICの原稿用紙に慣れてしまったけど、(また他のを試してみるヒマもなかなかなくて)以前からずっと試行錯誤してるような気がします。ナ−ル・旧IC・ア−トカラ−と、今のICに行き着くまでいろいろ渡り歩いてきましたが、また<描き味>が変わったでしょ。
こないだ、ICアレスのインタビュ−取材受けたとき、なんやら現在グレ−ドアップしたちょい高めの原稿用紙を開発中だとか。
それに今んとこ期待だぁ。
そのうち<ソフト>...つまりネ−ムのつくりかたとか演出のこだわりなんかについても書きますね。
(−2−以降に乞うご期待)