マンガの
(武林風)描き方
その10
-2
「きっかけ」のひとつ
で、私の提案。
一枚絵のイラスト(もしくは落描き)なんかは、もうほんっとによく描いているんだと思います。
かっちょいい男キャラや、かわいい女の子、きれ〜なおねーさんキャラとか。
別に「人に見せて評価を得る」ためのものではないですから、そういうものを描くときは、とても楽しく、あるいは、もう条件反射的に描いていたりしますよね。
左むきばっかしのキャラの、バストアップ・カットばっかりかもしれません。
いっつも「同じ表情」や「同じ髪型」かもしれません。
いや…そうでしょう。私も本当によく、思い当たりますもの。(^^;)
教科書やノートのはじっこなんかに、ね。
気がつくと、もぅページごとに、描いてあったり。
で、そういう描いていてキモチイイキャラの、お得意のキャラの「プロモーションフィルム」みたいな感じでコママンガっぽい表現をしてみるのはどうかな?ってことなんです。
何度も何度も描くうちに、そのキャラの「隠れた様々なパーソナリティ」というものが、知らず知らずのうちに、描き手の中でできあがっていることでしょう。
そして、いつもいつも「笑顔」や「あおりっぽい表情」だけを描いてばかりいることにちょっと飽きがきて、クチを「へ」の字にしてみたり、ちょっと眉をひそめさせたりすることもあるでしょう。
そんな時には、たぶん「一枚絵」に、気づかぬうちに表現キャパの限界を感じていたりするものです。
そして、そういう時こそ、「一歩踏み出すチャンス」なのでは!?
と考えているわけです。
ひとりキャラの、ちょっとした側面、生活環境、
たとえばこの女の子は(私の場合、容易に想像がつくもんで、とりあえず女の子キャラを例にあげます・笑)高校1年生(ぐらい)で、ちょっと「お嬢様系のミッションスクール」に通っていて、
でも、自分の環境にちょっと不満足だったりして…等
そういう側面があればあるほど、そのキャラに「厚み」が出るわけですし、よりいっそう、息づくキャラになっていくのです。
そんなものが、「表現できれば」と、思うわけです。
そんな「お気に入りキャラ」を、
作者自信の「こだわりの目線」で追っていることを想像して、
それをコマをわって、表現してみるわけです。
ちょっとは違う表情も描けるかもしれませんし、
たとえばキャラの目線がこっちを向いてない、ってだけでも、
普段のポートレートなイラストと組み合わせれば、
そこにちょっとした「動き」やら、「雰囲気」がプラスされるわけです。
作品として、どうこういうよりも、
まず表現の可能性を、広げられることを
楽しんでみるべきだと思うんですよ。
すなっぷ写真のバージョンアップ版のような。
イメージビデオのような、
そんなコママンガがあったって、いいんじゃないかと思いますし。
そんな「息吹き」をあたえられたキャラに、
今度は、お話を「かませ」たくなったら、
そのときは・・・
投稿・プロ漫画家
とかは、とりあえずおいといて、
「そんなコママンガの楽しみ方も、おすすめ」という駄文でした。
(1999/7/23)