マンガの
(武林風)描き方
その11 -3
他人の意見いろいろ …とそれに対する徒然

例えばこんなやりとりがあったとします。
既存の作品を例にとって、その「けなし」をすることで、「自分の描きたいものは、そ
ういうふうなものじゃないんだ」というような主張もよく目にします。

考えてみれば、そんな欠点がある(かもしれない)のに、ちゃんと存在してるというこ
とは、すごい魅力もあるということなんですけどねぇ。
そういう既存の作品を
「ライバル視」するというなら、ぜんぜん問題はないと思います
が、でも、ライバルと見るなら、欠点だけでなく、すごい点をも見抜けないと、認識が片方欠落で終わってしまうわけです。
(別に「すごい点」を見習え・・・というわけではないですよ。ただ「気づけ!」と思うわけです。)

ただの読者に徹するならば、言いたい放題でいいと思いますが、
少なくとも、描いてみようと思うならば、
そういうものの魅力を、自分なりでいいから分析するぐらいのことは必要だろうと思うわけです。

たとえば
「あんなの、ちょこっとキャラが、かわいいだけじゃないか」
という批判の集中するような作品があったとします。
その時、
キャラがかわいいだけで、通用するとしたら、そのキャラにとてつもなく「集客力」があるのだろう。
素人の模写程度では、及びもつかないオーラを放ってるのかもしれないというふうに・・・。


なにも、既存のマンガ全てに敬意を払えというつもりではないです。
「けなす」のがイイキモチだからといって
「けなし」の尻馬に乗っかったって、
なにも見えてはこない!という警告です。

自分なりの分析を、やてみては?というおススメなわけです。
そして、自分のに生かせるものは吸収。
反面教師となる、悪いお手本だってあるはずです。
そういうのを、あくまで自分で考え、
自分で仕込んで、
自分なりの結論を、作品に与え、
しかるのち、プロの編集の見識により、意見をもらい、
さらに自分で分析・処理・推敲し、
プロへの第一歩を踏み出してくれるといいと思います。

★★★★★
追加の脱線ネタとして
「マンガ持ち込みのススメ」・・・的なことを、ちょっとばかし。
投稿と持ち込みとでは、地理的時間的問題が無いのならば、持ち込むことをおススメします。
漫画家志望者の作品を、出版社に見せるうえで、
まずよっぽどの事が無いかぎり、そのまま即掲載とか、
新人賞として賞金とか、
そういう意味での「直接的な報酬」というのは、難しいと思います。

でも、持ち込み(投稿)マンガを描くってことは、すっごいタイヘンな努力がいるものですよねぇ。
だからこそ、できるならば
「その努力に対しての報酬」を得るべきだと思うのです。

報酬は何もデビューの約束とか、賞金とかだけではありません。
自分ががんばって描いたものが、「プロの編集の目にどう映るか」「自分のマンガはどうなのか?」そういった事がわかることも、大事な報酬だと思います。
だからこそ、実際に自分の努力の結晶である原稿をはさんで、編集となんやかや言う機会を逃したら「もったいない」とまで、思ってしまうのです。
で・・・
持ち込みしようというなら、
ぜひ、事前に、自分の普段から抱いてる質問や、
この持ち込みマンガについての質問など、
聞きたいことがらを準備して行くべきだと思います。


マンガだけ持っていって、あとは全部むこう(編集)まかせ、言われるままにうなづいてるだけじゃ、せっかくの機会がもったいないじゃないですか。


編集の言うことについても、
ちゃんと理解できなかった事柄については、
聞き直すべきです。
わかってないのに、うなづいちゃダメです。


「持って行くのは、恥ずかしいから・・・」
とか言うアナタ。
漫画家になったら、もっといっぱいの他人に、マンガを見せるわけなんですよ。(笑)


★★★★★


がんばって、漫画家への道を、めざしてくださいね。
(2000/8/17)